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エピソード記憶が鍵!「旅行の満足度」を高める裏技。旅を通して"自己肯定感"を高め、その後の幸福を得るために必要なコト

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  • 一川 誠 千葉大学大学院人文科学研究院教授、博士(文学)
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やはり、体験したことを具体的に挙げられる後者のほうが、自分を前向きに捉えやすいでしょう。

したがって、思い出せる体験は、具体的なエピソードとして、たくさんもっておいたほうがいいのです。

「札幌に旅行した」という経験なら、それを「なんとなく楽しかった」という感想でひとくくりにせず、エピソードを多く残すことがポイントになります。

「夜景を見に行って寒かったけれども、雪の結晶が服に降ってきてきれいだった」

「みそラーメンのおいしいお店を紹介してもらって並んで食べたら、実は住んでいるところの近くにも支店がある店だった」

「帯広にまで足を延ばそうと思ってレンタカーを借りたら、途中、なかなかガソリンスタンドがなくてガス欠になって大変だった」

こういった具体的で特別な体験は長期記憶に残りやすいですし、たとえそのときは残念な体験であったとしても、のちに「こんなに特別で楽しい体験をしてきたんだな」と、自分を肯定的に評価できるエピソードにもなりえます。

たとえば、先ほどの旅行の評価は「夜景も見たし、ラーメン店では面白いオチがあったし、ドライブは散々だったけど、今まで経験したことがないことばかりで、とっても楽しかった。行ってよかったよね」となるでしょう。

このような理由で、毎日の中で「思い出せる体験」を具体的に積み重ねていくことが、人生の時間を充実させることとなり、自分の評価や幸福感にも深く関わってくるのです。

「思い出せる体験」を増やすには…時間の使い方が重要

そして、このような体験を増やすためには、時間の使い方を工夫することがひとつのポイントになっていきます。

そのような理屈をもとに、次も旅行に出かけたときのことを考えてみましょう。

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