Airbnb(エアビー)が民泊から体験ベースのサービスへ本格転換。シェフやプロガイドとゲストをマッチングする新戦略

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民泊で知られるAirbnbはビジネスモデルを「体験重視」に拡大する(筆者撮影)
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Airbnbがビジネスモデルの変更へと本格的に着手する。

同社は、旅行者と宿泊先を貸したい人をマッチングする、いわゆる「民泊」サービスとして知られている。だが現在ビジネスモデルの変革を進めている最中だ。5月13日(アメリカ時間)にはイベントを開催、新しい「体験ベース」でのサービスをアピールしている。泊まるための会社から「サービスや体験をマッチングする会社」に変革しようとしているのである。

Airbnb共同設立者でCSO(最高戦略責任者)のネイサン・ブレチャージク氏への単独インタビューから、同社の新戦略の内容を分析してみたい。

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Airbnb共同設立者でCSO(最高戦略責任者)のネイサン・ブレチャージク氏(筆者撮影)

「エアベッドとブレックファースト」が20億人へ拡大

まずAirbnbとはどんな企業なのか、振り返ってみよう。

同社が生まれたのは2008年2月だが、最初の「サービス」は2007年10月に生まれた。

創業者で現CEOのブライアン・チェスキー氏はサンフランシスコに越してきたばかり。カンファレンスが開催され、街のホテルが満室になっている中で、「リビングを宿泊に使えれば」と思いつく。

だが、リビングにはベッドがない。そこで、空気を入れて使う簡易な「エアベッド」を運び込み、対応した。

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