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Airbnb(エアビー)が民泊から体験ベースのサービスへ本格転換。シェフやプロガイドとゲストをマッチングする新戦略

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アメリカでは宿泊サービスのことを「ベッド&ブレックファースト」という。それをもじって「エアベッド&ブレックファースト」。すなわち今の「Airbnb」の誕生だ。

Airbnbは「エアベッド&ブレックファースト」から生まれた(筆者撮影)

以来同社は、家や部屋を貸したいホストと借りたいゲストをマッチングし、いろいろな価格帯で仲介することによって利益を上げてきた。日本でいう「民泊」だが、2007年以来20億人以上のゲストを迎えてきた。

一方、コロナ禍に入り利用者数は急降下した。戦略変更が必要とされる時期に差し掛かったのだ。

コロナ禍でAirbnbの利用者も急激に低下した(筆者撮影)

ではどんな手を打つのか?

そこで選んだのが「サービスや体験のマッチング」への進出だ。

旅行を「体験」で捉えなおす

「人々はなぜAirbnbを利用するのか? それはローカルでユニークな体験をしたいからです」

Airbnbの共同設立者でCSOのネイサン・ブレチャージク氏はそう言い切る。単に泊まるならホテルでもいい。だが、他人の家に泊まる民泊の体験は異なる。元々はホストファミリーとの交流やホテルとは違う室内体験など、ある種の「特別さ」も、Airbnbの1つの売りだった。

一方で、民泊の持つ「安さ」ばかりが注目され、体験価値の見直しも必要だった。

「ゲストを調査したところ、70%の人が、サービスへのアクセスが有意義である、と回答した」とブレチャージクCSOは話す。

ホテルにはマッサージやルームサービスなどのサービスがある。では、もっと「ローカルでユニークな体験」を提供できたら?

そこでAirbnbが提示するのは、シェフやヘアメイク、フォトグラファーなどのエキスパートとゲストをマッチングする「Airbnbサービス」だ。自宅や滞在先に経験豊富なヘアメイクを呼び、特別なシチュエーションに合わせた写真をプロに撮ってもらう……ということもできるわけだ。

パーソナルトレーニングやヘアメイクなどの「プロサービス」をマッチング(筆者撮影)

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