『踊る大捜査線』『海猿』が牽引していたのに…到来した「ドラマ映画、冬の時代」。《ドラマ映画・歴代興収TOP10》が示す"残酷な事実"とは?

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TOP10

「映画→ドラマ→映画」でブレイクした『海猿』

テレビドラマ映画歴代興収ランキングTOP10を見ると、『踊る大捜査線』シリーズが1位、2位を独占しているほか、シリーズ3作目『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ』(73.1億円)が9位とTOP10に3作がランクイン。

シリーズ4作目『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』(2012年)は59.7億円、スピンオフ『交渉人 真下正義』(2005年)も42億円、『容疑者 室井慎次』(2005年)は38.3億円といずれも大ヒット。ヒットが確約された人気ドラマシリーズとしての地位を不動のものにしていた。

それに次ぐヒットタイトルが『海猿』シリーズだ。6位の『THE LAST MESSAGE 海猿』(80.4億円)、8位の『BRAVE HEARTS 海猿』(73.3億円)、10位の『LIMIT OF LOVE 海猿』(71億円)と、『踊る大捜査線』シリーズと同じくTOP10に3作ランクインさせている。

本シリーズは、2004年に1作目『海猿 ウミザル』(17.4億円)が公開されたあと、フジテレビで連続ドラマ化されて一気に人気が広がった。そこから前述のシリーズ2〜4作目の大ヒットにつながっている。

次ページ「ドラマ映画バブル」が終わり…
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