【月間販売計画の8倍、1ヶ月で2400台受注と好調】ホンダ新型「プレリュード」600万円超のスペシャリティスポーツがなぜ受け入れられたのか

✎ 1〜 ✎ 131 ✎ 132 ✎ 133 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

プレリュードには、ほかにも、センターモニターにGoogleを搭載した「9インチHonda CONNECTディスプレー」を採用。スマートフォンで使い慣れた「Googleマップ」をはじめ、お気に入りのアプリをクルマへ簡単にダウンロードできる「Googleプレイ」も備える。また、「Googleアシスタント」も採用し、マップや音楽、ポッドキャストなどの各種アプリはもちろん、エアコンの温度設定などを音声で操作できる機能も有している。

なお、プレリュードの燃料消費率はWLTCモード値23.6km/L。スポーツモデルとしてはかなり燃費性能が高いといえる。また、ホンダのテストによれば、S+シフトを使っても、燃費の落ち込みはわずか2%程度で、ほぼ変わらないとのこと。さらに、燃料はスポーツモデルに多いハイオクガソリンではなくレギュラー。一時期ほどではないが、まだまだガソリン代が高い昨今では、ランニングコストを比較的抑えられるのもうれしい点だ。

プレリュードの販売状況

新型プレリュードのリアデザイン
新型プレリュードのリアデザイン(写真:三木 宏章)

ホンダによれば、2025年9月5日の発売から約1カ月後となる10月6日時点で約2400台。月間の販売計画300台の約8倍を記録しているという。価格(税込み)は617万9800円だから、国産車としてはかなり高価な部類に入る。それでも、売り上げ好調なのは、名車プレリュードの後継という高いブランド力も影響しているのだろう。1980年代に青春時代を送った50代や60代など、このモデルのメインターゲットといえるシニア層の反応がよかったことがうかがえる。

次ページ高い完成度ながら気になる点も
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事