【月間販売計画の8倍、1ヶ月で2400台受注と好調】ホンダ新型「プレリュード」600万円超のスペシャリティスポーツがなぜ受け入れられたのか

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新型プレリュードの走行シーン
新型プレリュードの走行シーン(写真:三木 宏章)

また、S+シフトなど最新かつ多くの機能を採用し、ミニバンなど大衆車ほどの販売台数も見込めないモデルの割には、価格的にかなり頑張ったと感じているユーザーも一定数いるかもしれない。

ただし、個人的には、高級車の部類に入る600万円台のクルマだけに、運転席と助手席にはオートでポジション調整ができる電動パワーシートを設定してほしかったところだ。座面の前後移動や高さ、背もたれの角度などの調整は、いわゆる手動式レバーを引いて行うタイプなのはちょっと寂しい感じがする。

ホンダによると、これは俊敏な走りの実現に向け、「徹底的に車体の軽量化を追求したため」だという。たしかに、電動のパワーシートは、可動するための電動モーターを搭載する必要があるため、車体重量は比較的重くなってしまう。また、生産コストの面でもより高くなるため、販売価格がさらに高くなることを避けた面もあるかもしれない。

プレリュードの今後について

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この点に関しては、今後、ユーザーのニーズが高まるなどがあれば、現在の1グレード展開を変更する可能性も予想できる。電動パワーシートをはじめ、より装備が充実した上級グレードの追加があっていいだろう。もちろん、それ以前に、現在の設定で、ある程度のセールスを記録することも必要だろうが。

ともあれ、発売直後は好調な売れ行きを見せている新生プレリュード。この好調さが、安定的に続き、ホンダを代表する次世代の名車となるのかが注目だ。

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平塚 直樹 ライター&エディター

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ひらつか なおき / Naoki Hiratsuka

1965年、福岡県生まれ。福岡大学法学部卒業。自動車系出版社3社を渡り歩き、バイク、自動車、バス釣りなどの専門雑誌やウェブメディアの編集者を経てフリーランスに。生粋の文系ながら、近年は自動運転や自動車部品、ITなど、テクノロジー分野の取材・執筆にも挑戦。ほかにも、キャンピングカーや福祉車両など、4輪・2輪の幅広い分野の記事を手掛ける。知らない事も「聞けば分かる」の精神で、一般人目線の「分かりやすい文章」を信条に日々奮闘中。バイクと猫好き。

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