
また、S+シフトなど最新かつ多くの機能を採用し、ミニバンなど大衆車ほどの販売台数も見込めないモデルの割には、価格的にかなり頑張ったと感じているユーザーも一定数いるかもしれない。
ただし、個人的には、高級車の部類に入る600万円台のクルマだけに、運転席と助手席にはオートでポジション調整ができる電動パワーシートを設定してほしかったところだ。座面の前後移動や高さ、背もたれの角度などの調整は、いわゆる手動式レバーを引いて行うタイプなのはちょっと寂しい感じがする。
ホンダによると、これは俊敏な走りの実現に向け、「徹底的に車体の軽量化を追求したため」だという。たしかに、電動のパワーシートは、可動するための電動モーターを搭載する必要があるため、車体重量は比較的重くなってしまう。また、生産コストの面でもより高くなるため、販売価格がさらに高くなることを避けた面もあるかもしれない。
プレリュードの今後について

この点に関しては、今後、ユーザーのニーズが高まるなどがあれば、現在の1グレード展開を変更する可能性も予想できる。電動パワーシートをはじめ、より装備が充実した上級グレードの追加があっていいだろう。もちろん、それ以前に、現在の設定で、ある程度のセールスを記録することも必要だろうが。
ともあれ、発売直後は好調な売れ行きを見せている新生プレリュード。この好調さが、安定的に続き、ホンダを代表する次世代の名車となるのかが注目だ。
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