「スープ」という調理法を推すのには理由があります。水から加熱調理すると野菜の切断面からファイトケミカルが溶け出すので、汁まで飲むスープであればムダなく摂取することができます。そして具として野菜を食べることで、食物繊維もしっかりいただけるのです。
キャベツ、タマネギ、ニンジン、カボチャの4つが選ばれた理由は、様々な野菜の組み合わせを試した結果いちばん食味がよかったことと、年間を通して手に入りやすいこと。ただ、ほかの野菜にもファイトケミカルは入っているので、好みや補いたい栄養素に応じて、皆さんでアレンジしてみてください。
風邪予防に効果的なビタミンCは、葉もの野菜なら(多少の含有量の差こそあれ)ほぼ含まれています。キャベツやタマネギの代用としては、レタス、チンゲン菜、サツマイモ、ジャガイモなどがいいでしょう。
粘膜の健康維持、夜間の視力維持などの助けになるビタミンA(野菜ではβカロテン)は、ニンジン、カボチャに含まれます。ほかの野菜なら、トマト、パプリカ、緑黄色野菜で代用できるでしょう。
体内の脂質の酸化を防ぎ体を守るビタミンEは、ニンジン、カボチャなどに含まれています。これらの代役としては、パプリカ、赤ピーマン、ほうれん草あたりが適切です。
コンビニで探すなら、条件を絞ろう
キャベツ、タマネギ、ニンジン、カボチャが必須!と考えてしまうと、見つけるのが難しくなってしまいますので、「野菜をカットして加熱調理してあること」「ファイトケミカルとビタミンA・C・Eが溶け出ていること」の最低条件に絞って探してみましょう。
「ハーバード式野菜スープ」は確かに健康的ですが、が毎日続くと飽きてしまいそうですよね。そんなときにこそ、機能成分はそのままに外出先でも理想に近いスープをいただけるよう、上のメニューを参考にしてみてください。
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