「女性を軽視している」との声も。"炎上を体験できる"イベントが一部で物議…。《炎上展》の炎上に「炎上ウォッチャー」がモヤモヤする理由

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SNS炎上
10月11日からSNSの炎上をテーマにした体験型イベント「炎上展」が行われる。一部で物議を醸している本展について、“炎上ウォッチャー”を自称する筆者が解説する(画像:metamorworks / PIXTA)
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SNSの炎上をテーマにした体験型イベント「炎上展」が行われると発表され、一部で物議を醸している。告知に「アイスケースに寝そべる女性」のイラストを使ったことから、「女性を軽視しているのでは」といった批判が出たことをきっかけに、問題視する声が出つつある。

なかには“ネタ”にされた過去の炎上当事者からも、不快感を示す声が。筆者はネットメディア編集者として、これまであらゆる炎上案件を見てきた。いまでは「炎上ウォッチャー」を名乗って、コラムを執筆している者として、「炎上展にモヤモヤする理由」を考察した。

『バズりたい。けど、燃えたくない。』

「炎上展」とは2025年10月11日から、東京・池袋のイベント施設で行われる企画だ。公式リリースを読むと、「『バズりたい。けど、燃えたくない。』――そんなSNS世代が誰しも抱く感情をテーマに、炎上をモチーフにした様々な展示に触れ、ときに寝そべったり、乗り込んだり、つんつんしたりもしながら、実際に体験できる」という。

つまり”炎上の当事者を味わえる”といった内容なのだが、実はすでに、このイベント自体が”炎上”しつつある。発表に際して公開されたキービジュアルが、「女性を軽視しているのでは」といったバッシングの対象となったのだ。

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