アニメ映画《歴代興収トップ10》「鬼滅の刃」が異次元の強さ!「ワンピース」「スラムダンク」など、"2020年以降"にヒット規模拡大の理由は?

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一方、インディペンデントのオリジナルアニメにおいては、苦戦を強いられる作品も少なくない。人気タイトルとの2極化が進んでいる状況も課題としてあり、アニメシーン全体が盛況というわけではないのも現実だ。

しかしそれでも、アニメが一般層にとって身近になり、頻繁に映画館に足を運ぶようになることは、アニメシーン全体の利益につながっていくだろう。すでに一部のスタジオは、作品規模の大小にかかわらず、さまざまなチャレンジを続けている。

ヒット作を連発するスター監督や、ファンの信頼を得てブランド化したスタジオはいま、コアファンだけでなく、一般層の関心も集めている。そんな状況は、業界の未来へとつながるだろう。

無限城編の“歴代記録更新”に期待がかかる

猗窩座
十二鬼月・上弦の参である猗窩座。強大な力を持ち、炭治郎たちの前にたちはだかる(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

いままさに『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』の歴代記録更新への世の中的な関心が高まっている。この盛り上がりを一過性のブームに終わらせず、いかに次につなげていき、業界全体の健全な発展をうながすか。

アニメ映画歴代興収ランキングの順位が毎年入れ替わる時代の到来は、夢ではなくなってきている。今年はそうした未来への起点になる年かもしれない。ここからの業界の動きに注目していきたい。

【もっと読む】『チェンソーマン』は"映画こそ真骨頂"なワケ。公開迫る劇場版《レゼ篇》を見た筆者が解説!『鬼滅の刃』『呪術廻戦』に続ける?【画像11枚】 では、ライターの武井保之氏が、劇場版『チェンソーマン レゼ篇』を詳細にレビューしている。
武井 保之 ライター

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たけい・やすゆき / Takei Yasuyuki

日本およびハリウッドの映画シーン、動画配信サービスの動向など映像メディアとコンテンツのトレンドを主に執筆。エンタテインメントビジネスのほか、映画、テレビドラマ、バラエティ、お笑い、音楽などに関するスタッフ、演者への取材・執筆も行う。韓国ドラマ・映画・K-POPなど韓国コンテンツにも注目している。音楽ビジネス週刊誌、芸能ニュースWEBメディア、米映画専門紙日本版WEBメディア、通信ネットワーク系専門誌などの編集者を経て、フリーランスとして活動中。

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