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「ハチに2回刺されたら死ぬ」説が"迷信"ともいえないワケ…「ミツバチ」でも危険! 秋になると増える《ハチ被害》刺されたらどうなる?

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「特に林業関係者は、ハチ刺されのリスクが高い方々です。山の中で作業をするため刺されやすく、刺されてしまっても山間部なので救急車がなかなかたどり着けない。過去に刺された経験があり、血液検査で陽性が出ている方などリスクのある方には、命をつなぐツールとして携帯するように伝えています」

コガタスズメバチの巣。木の枝や茂みに巣を作る(写真:夏秋優医師 提供)

刺されたときは周囲に伝える

また、そうした抗体がある人がハチに刺された場合、「自分だけで様子を見るのは絶対に危ない」と夏秋医師は強調する。

「刺されて5〜10分ほどで急に意識がなくなることもあるため、周囲の人に刺されたことを伝えるようにしてください。『病状が怪しかったらすぐに救急車を呼んで』と告げておく必要があります」

かゆみや気分の悪さ、息苦しさなどが見られたら、すぐに救急車を呼ぶこと。刺された直後から30分ほどは体調に注意を払う必要がある。

もちろんハチに刺されるのが初めての場合は、ハチ毒に対する抗体ができていないので、アレルギー反応は起こらない。安全な場所に移動し、保冷剤などで局所を冷やして経過を見る。痛みや腫れは数時間ほどで落ち着くという。保冷剤がない場合は、冷たい缶飲料も役に立つ。

ただし、初めてであっても一気にたくさんのハチに刺された場合は危険が生じる。

「個体数が多いと注入される毒液の量も多いため、気分が悪くなるなど体に影響をおよぼします。アナフィラキシー症状ではなくても救急対応が必要になる場合があります」

ハチ刺されの危険が生じるのは「2回目以降」だが、2回目とは限らず、3回目にアナフィラキシー症状が出ることもある。前回刺されたタイミングやハチの種類、毒液の量、体質など、抗体の作られ方には個人差があり、症状の出方は異なるのだ。

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【非常に身近な場面で刺されることも】

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