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「家庭でも職場でもない場所」が自分をラクにする。イギリス在住のベストセラー作家・ブレイディみかこさんが考える"他者とのつながり方"

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――そのためにも、まずは行動しなきゃ、ですね。

そう、行動は大事! 面倒くさいですけどね(笑)。でも実際にやってみたら、やらないよりよいことのほうが多いと思うんです。行動って、最初のドミノを倒すことじゃないですか。1個目を倒さなければ何も倒れない。このドミノがどこまで続くかは並べ方次第なんだけど、でも1個目を倒さないと何も起こらないわけです。

(撮影:梅谷秀司)

ジェンダーギャップ指数ランキング先進国最下位の日本

――そうですね。行動っていえば、女性がもっとすべきことはありますか? 著書でも指摘しているように、日本は世界ジェンダーギャップ指数ランキングで100位以下、先進国では最下位です。

日本って女性のボスが圧倒的に少ないし、一方でまわりを見ると、ボロボロになりながら仕事や子育てをしている女性がとても多い。「なんであなたが全部1人で抱えなきゃいけないの? それはキツいでしょう」って思いますよね。これも、「つらい」とカムアウトできるサードプレイスを作れば何か変わってくるのでは。そのサードプレイスで共同保育が始まるかもしれないし。そういうのも一つの動きです。

――一方で、男性はどういう関わり方をしていったらいいのでしょう。

これは答えにならないかもしれないけど、以前、あるシンポジウムに出席したんですね。そのときのテーマがシスターフッドかなにかで、その話をした後に質問タイムがあったんです。でも、最初の質問は男性からで「シスターフッドっていうけど、ブラザーフッドはどうなるんだ」って言われて。ええっ?って思いました。

もちろん、ブラザーフッドだってあっていい。それは否定しません。なぜ、そこで対立軸としてブラザーフッドを出してくるのか、それが驚いたポイントでした。

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【対抗の構図にする必要はない】

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