最新「四季報プロ500秋号」が厳選!純利益増加率で光るTOP50 利益拡大で株主還元期待も高まる

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『プロ500』が厳選した好調企業をお届けします(画像:CG-BOX / PIXTA)

(この記事は「会社四季報オンライン」でも掲載しています)

『会社四季報プロ500』は国内で上場している約3900社の中から、株価や業績面で有望だと考えられる500銘柄を厳選して掲載している。

今回は、9月18日に発売となった『会社四季報プロ500』2025年秋号に掲載した厳選500社の中で、今期純利益の増加率が高い企業順にランキングでまとめた。

純利益は、企業が売上高から人件費などの費用や税金などを支払ったうえで、最終的に残る儲けだ。貸借対照表に利益剰余金として蓄積されて配当原資となるため、好業績の企業では純利益の水準が高まっていくことで株主還元拡大が期待できる。

1位は半導体関連の小型株

会社四季報プロ500 2025年秋号
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『会社四季報プロ500』2025年秋号に掲載した500社で純利益増加率がもっとも高かったのは、AIメカテック(6227)。半導体パッケージ製造装置やプレミアムディスプレー用製造(IJP)装置、液晶ディスプレー(LCD)製造装置を手がける企業だ。2021年と近年の上場企業だが、源流は1990年操業の日立テクノエンジニアリング竜ヶ崎工場にさかのぼる歴史を持つ。

2026年6月期の会社計画の純益は15億8300万円で、前期実績の3億3700万円から4.69倍に膨らむ見通し。四季報秋号も会社計画に合わせた予想となっている。

純益が急拡大する主な要因は、前期に発生した負ののれん発生益の取り消しなどによる特別損失約15億3100万円の影響がなくなるためだ。ただし、それだけでなくの実態面も好調だ。2026年6月期は主力の半導体関連の先端ライン向けで旺盛な需要が見込まれ、営業利益についても前期比19.7%増の25億0900万円と大幅に増加する会社計画を掲げる。配当も2022年6月期から45円配が続いてきたが、2026年6月期は50円に増配する見通しだ。

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