
(この記事は会社四季報オンラインでも配信しています)
『会社四季報プロ500』は国内で上場している約3900社の中から、株価や業績面で有望だと考えられる500銘柄を厳選して掲載している。今回は、12月17日に発売となった『会社四季報プロ500』2026年新春号に掲載した厳選500社の中で、とりわけROE(自己資本利益率)が高い企業順をランキングでまとめた。
ROEは、当期純利益を自己資本で割って算出する指標だ。株主が出資した資金を活用して企業がどれだけの純利益を稼ぎ出すかを示すもので、数値が高いほど、株主にとって効率的な経営ができているといわれる。
国内市場の売買代金は約6割を海外勢が占める。そうした年金基金や投資信託などの機関投資家は、投資先を選定する際に、ROEを重視する傾向が強いとされる。
機関投資家が資金を投じる対象になると、市場で優良銘柄と目されて注目度が上がるなどし、株価の上昇が続きやすい。個人投資家の立場からしても、資金を効率的に活用してくれる企業に投資するのが合理的だ。ROEが10%を超えていれば「合格点」とされることが多いところ、ランキングに登場する企業は20%超のROEを誇る。
トップは化粧品や美容家電のファブレス企業
『会社四季報プロ500』2026年新春号に掲載した500社で、ROEがトップになったのはスキンケア商品や美容家電などの企画・開発・販売を柱とするAiロボティクス(247A)。今期の予想ROEは86.4%となった。化粧品「ユンス」の定期顧客拡大が続き、美容家電「ブライト」も新商品のドライヤーが順調だ。



















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