新春号は毎回「サプライズが多い」?
ーー年に4回発行される『会社四季報』ですが、号ごとにそれぞれに特徴があると聞きました。
はい、そうなんです。今回12月17日に発売したのが赤い表紙の「新春号」ですが、例年、新春号は「サプライズ」がもっとも多くなりやすい号と言われています。
ーーサプライズが多い!それはいったい……?
日本の上場企業のうち約6割が3月期決算ですが、それらの企業の中間決算が大体11月。新春号は、記者がそれらを取材したうえで決算見通しについて執筆する号となります。
今は年度の折り返し地点を過ぎたタイミングですから、通期計画に対する業績の達成見込みがかなりはっきりしてきます。四季報の業績予想もこうした状況を踏まえて、会社計画よりも独自で増額したり、減額したりといったことが増えたりします。これが、サプライズが多いとされる理由です。


















