最新「四季報 新春号」愛読者が教える注目銘柄3選 四季報LOVERが「注目ポイント」をわかりやすく解説
会社予想と四季報予想の乖離が大きい会社に注目
——会社四季報「新春号」で注目したポイントはどこでしょうか。
新春号は3月決算会社の第2四半期(中間期)が終わったタイミングで出る号です。会社予想と比べて進捗率が高い会社は次の第3四半期あたりで修正する可能性がすごく高いと思うので、会社予想と四季報予想の乖離が高い銘柄に注目しています。
——新春号で注目している銘柄は?
まずは「2340 極楽湯ホールディングス」です。赤字が続いていたのですが、2023年3月期に黒字転換しました。2025年3月期も利益が伸びる予想になっていて、PERも切り下がってきている。
あとは私の周りで極楽湯によく行っているという人がいて、(アニメなどと)コラボをすごくやっている。極楽湯にしかないコラボグッズをもらえるから、子どもも喜ぶという話を聞いて、そういう意味でもいいのかなと思っています。
2つ目は「2820 やまみ」で、豆腐の製造販売の会社です。2024年の春号、夏号、秋号を見ていると、特に食品メーカーは値上げによって業績堅調という会社が多かったんです。ただ最近は私もそうですが、値上げ疲れしちゃって、もう値上げは嫌だと思っています。
やまみの記事欄には「消費者の節約志向強い中、原材料費上昇でも今期は価格据え置き方針。同業他社もコスト高で苦しむ中、シェア拡大狙う」と書いてあります。あえて価格を上げずに、ここで売り上げ、利益を伸ばしていこうという姿勢がいいですね。業績もしっかり伸びていますので、けっこう面白いのではないかと思います。
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