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上方修正予備軍がごろごろ見つかる四季報活用術 どうしても1冊だけ買うならば秋号が狙い目

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株価が急騰する、業績の上方修正。その予備軍を四季報秋号で探そう。

株価チャートを表示したパソコンと男性
(写真:nonpii / PIXTA)

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“真夏の悪夢”になりかけた株式市場だったが、立ち直りは早かった。日本株の先高期待が途絶えていないならば今は絶好の機会。本特集に一挙掲載した『会社四季報』秋号の先取り情報で有望銘柄を探そう。

年4回発行される『会社四季報』。どうしても1冊だけ買うとしたらどの号がいいのか。銘柄選びの選球眼を鍛えるには毎号買うのがベストだが、どうしてもというならズバリ、秋号だ。

理由は単純。株価に織り込まれていない上方修正の予備軍をいちばん見つけやすい号だからだ。

秋号は3月期決算企業の第1四半期(4〜6月)発表を受けて制作する。第1コーナーを回ってきたところの走りっぷりを見れば、上方修正予備軍の目星がつく。

「上方修正は続く」の法則

ここで重要になるのが、「上方修正は続く」の法則だ。第1四半期に早くも上方修正を発表した会社は、第2四半期でも上方修正してくることが多い。それを裏付けるのが次のデータだ。

2006年初から今年8月14日までの19年弱の間に、第1四半期において会社側が営業利益の上方修正を発表したのは2715件。このうち、第2四半期でも再び上方修正したのは1330件と、実に半数近い約49%が再上方修正していたのだ。

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