“真夏の悪夢”になりかけた株式市場だったが、立ち直りは早かった。日本株の先高期待が途絶えていないならば今は絶好の機会。本特集に一挙掲載した『会社四季報』秋号の先取り情報で有望銘柄を探そう。
サプライズを好む株式市場は、久しぶりの最高益に敏感だ。長らく投資家の視野から外れていた企業が、再び注目される可能性を秘める。しかし、株式や不動産の売却など一過性の利益結果で最高純益を達成したとしても評価されない。そこで、今期純利益が四季報予想で10億円以上かつ経常利益の9割未満、最高益更新率が5%以上という条件をつけた。
32年ぶりに最高益を更新しそう
1位は、空調、給水など設備工事中堅の大成温調で、32年ぶりに最高純益を更新しそうだ。今期は固定資産売却益を計上するが、「純利益が経常利益の9割未満」という条件をクリアしているためランクインした。無借金の安定企業である。
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