急成長する中小型株には共通条件があった。投資心得もわかりやすく指南。

(写真:Freebird7977 / PIXTA)
“真夏の悪夢”になりかけた株式市場だったが、立ち直りは早かった。日本株の先高期待が途絶えていないならば今は絶好の機会。本特集に一挙掲載した『会社四季報』秋号の先取り情報で有望銘柄を探そう。
日本株は8月の急落以降、調整局面に入ったが、千載一遇の好機が到来したとみている。よほどの危機に見舞われない限り、暴落時にはチャンスがある。しゃがみ込めばしゃがみ込むほど、高くジャンプできるようなものだ。
急落前は海外のヘッジファンドを中心に、低金利通貨の円を調達して日本株を買う動きが上昇の原動力だった。急落によって、こうした借金で膨らました資金が整理されてすっきりした。
今後の日本株投資は実需の買いにシフトするだろう。これまでの資金はいわば“あぶく銭”だから、時価総額が大きい順に投資しないと効率が悪かったが、実需の投資家はしっかりと銘柄を選別して買ってくる。すでに中小型株にも物色の矛先が向かい始めている。
やはり株式投資で夢があるのは中小型株だろう。例えばファーストリテイリングが上場来安値をつけたのは1998年で、時価総額は275億円にすぎなかった。現在の14兆円強と比べると、時価総額は26年で約500倍に成長したことになる。
オーナー企業が8割
中小型株に投資するなら、テンバガー(株価10倍株)候補に目をつけたい。
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