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"名古屋の億り人"が狙う「お宝バリュー株」発掘術 下落リスクを抑えながら中長期で儲けを確保

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株価だけでなく業績、財務状況も確認すれば大化け株が見つかる。

パソコンとスマートフォンに表示された株価チャートを見る男性
(写真:Graphs / PIXTA)

特集「株の道場 新NISA2年目も伸びる株」の他の記事を読む

上値の重い展開が続く日本株相場。はたして2025年はどんな展開をたどるのか。本特集では、12月18日発売の『会社四季報』新春号の内容を超先取り。新年相場で期待が持てそうな銘柄を数多く取り上げている。

上昇が期待できる有望銘柄に投資したいが、かといって大きな損は避けたい──。そんな個人投資家にお薦めなのが、安定成長を続けているバリュー(割安)株だ。株価が割安な時期に仕込んでおけば、下落リスクを抑えながら、中長期で十分な値上がり益を手にできる可能性がある。

私は20歳のときに50万円を元手に株式投資をスタートし、27年かけて運用資産が1億円に到達した。始めた頃はあまり深く考えずに富士通、東芝などの有名企業や証券会社が薦める銘柄などに投資していたが、それでもITバブルの波にも乗って順調に資産を増やすことができた。

「株式投資なんか楽勝だな」と思っていたところにITバブルが崩壊。保有銘柄の中には買い値の6分の1まで値下がりするものが出るなど、投資の洗礼を受けた。

バリュー株投資に傾倒

その後、本来の企業価値と比べて株価が割安に放置されている企業に株主提案をする、村上ファンドのようなアクティビストの存在を知った。本来は高い価値があるものを、安い価格で購入する割安株投資であれば、個人投資家でもまねができると思い至った。そこから決算短信や有価証券報告書などを読み込み、株価が割安だと思われる銘柄に投資する、バリュー株投資に傾倒していった。

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