編集長が解説 「四季報オンライン」徹底活用術 見出しチャート、ウォッチリストランキング…

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新機能を活用して有望銘柄を探そう。

ノートパソコンの前で考える女性
(写真:asaya / PIXTA_)

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日経平均株価が史上最高値を更新し、4万円台に乗せた日本の株式市場。
『週刊東洋経済』3月16日号の第1特集は「株の道場 4万円時代に買える株」だ。会社四季報「春号」を先取りし、新NISA時代のお宝銘柄を発掘しよう。
週刊東洋経済 2024年3/16号(株の道場 4万円時代に買える株)[雑誌]
『週刊東洋経済 2024年3/16号(株の道場 4万円時代に買える株)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。定期購読の申し込みはこちら

『会社四季報』のウェブ版である「会社四季報オンライン」。2012年3月のサービス開始から12年余りが経過したが、ウェブサービスであることの利点を生かして、現在も日夜進化を続けている。

本稿では、直近でリリースされた新機能を使って有望銘柄を発掘するための会社四季報オンライン活用術を紹介したい。

1つ目の新機能が「見出しチャート」だ。

これは月足の株価チャートに、各銘柄につけている四季報の記事欄の見出しを組み合わせたもの。会社四季報オンラインの有料会員であれば、銘柄ページの「簡易チャート」あるいは「株価推移」タブをクリックすればチェックできる。営業利益予想の前号比変化率を表す矢印も付記してあるので、四季報がどのような評価を下した時期に株価がどう変動したのか、一目瞭然だ。

過去20年・四季報80号分の見出しを掲載

このチャートには過去20年・四季報80号分の見出しを掲載しており、カーソルを移動させれば各号の記事欄の内容を閲覧できる。企業ごと・業種ごとに見出しと株価の相関性をつかんでおけば、ほかの投資家に先駆けて株価の動意を捕捉できそうだ。

例えば、下の画像はトヨタ自動車の見出しチャート。「上振れ」「反発」といった強めの見出しと赤色の上矢印が4号続いた21年は、株価もほぼ右肩上がりだった。だが、矢印が横向きに転じた22年は、「上向く」「続伸」と見出しが強めでも、株価は横ばいだった。トヨタの場合は、見出し以上に矢印の向きが重要といえよう。

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