上方修正額の上位には自動車メーカーや金融系が並んだ。
日経平均株価が史上最高値を更新し、4万円台に乗せた日本の株式市場。
『週刊東洋経済』3月16日号の第1特集は「株の道場 4万円時代に買える株」だ。会社四季報「春号」を先取りし、新NISA時代のお宝銘柄を発掘しよう。
全上場企業を取材・掲載している『会社四季報』は、年4回の刊行だ。最大の特長は取材や分析に基づく独自の業績予想。今期のみならず来期についても業績を独自予想している。
とりわけ春号では、全上場企業の6割を占める3月期決算企業について、来期(2025年3月期)にフォーカスしている。
業績記事の見出しは来期の動向を示し、業績記事の過半も来期について触れている。以下ではそうした春号の四季報予想を基に、主に来期に注目した5つのテーマのランキングを掲載する。
なお、四季報春号制作段階のデータを基にしており、3月18日に発売される四季報の誌面と異なる場合もある。来期についてのランキングは、2〜6月期決算企業を対象としている。
最初のランキングは、3カ月前に発売された新春号と比べ、来期純利益予想が引き上げられた企業に注目し、「修正額」と「修正率」でランキングした。前期黒字、今来期とも増益の企業に絞っている。
自動車、金融、商社が好調
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