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4万円突破した日経平均株価は今後も上がるのか 外資&日系のチーフストラテジストを直撃

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今後の高値・安値の予想を聞いた。

BofA証券 チーフ日本株ストラテジスト 圷正嗣氏
圷 正嗣(あくつ・まさし)/BofA証券 チーフ日本株ストラテジスト。1980年生まれ。 2003年青山学院大学卒業、05年日興コーディアル証券(現SMBC日興証券)入社、16年チーフ株式ストラテジスト。23年BofA証券入社、現職(撮影:梅谷秀司)

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日経平均株価が史上最高値を更新し、4万円台に乗せた日本の株式市場。
『週刊東洋経済』3月16日号の第1特集は「株の道場 4万円時代に買える株」だ。会社四季報「春号」を先取りし、新NISA時代のお宝銘柄を発掘しよう。

「堅調相場を支える3つの要因」

BofA証券 チーフ日本株ストラテジスト 圷正嗣氏

2024年末の日経平均株価は4万1000円と予想する。夏場に向けて高値4万2000円を目指し、11月の米国大統領選の2〜3カ月前に3万7000円程度まで調整する場面もありそうだ。

週刊東洋経済 2024年3/16号(株の道場 4万円時代に買える株)[雑誌]
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日本の株式市場は急ピッチで上昇を続けてきたので、目先はスピード調整もありうる。ただ、堅調な相場は、しばらく持続しそうだ。それには3つの要因がある。

まずは賃金インフレの持続性。今年の春闘では大幅賃上げを発表する企業が相次ぐ公算が大きい。今は、賃上げなしには人材の採用が困難になっている。

その原資のため製品を値上げする必要があるが、そうなると企業は不採算事業を継続できる余裕がなくなる。これがガバナンス改革につながり、好循環が生まれる期待が高まる。

次は企業の資本政策の改革。東証の要請に応じたPBR改善などの改革案の開示が広がり、余剰資金活用の現実味が増している。自社株買いを継続的に実施している銘柄には、海外投資家の買い越しが続いている。

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