銘柄ページの「詳細チャート」から飛ぶことのできる株価チャートのインジケーターにも新たな項目を追加した。「価格帯別売買高」がそれだ。四季報の姉妹誌である『会社四季報プロ500』の読者にはおなじみかもしれないが、このデータを用いれば、過去にどの価格帯で多くの売買が行われていたかがわかる。多くの売買が行われた価格帯は、その後も株価の“フシ”になりやすい。
例えば、売買高の多い価格帯から株価が下落した場合、多くの投資家が含み損を抱えることになる。そのため、株価がその後に底打ちし、売買高の多かった価格帯まで再び上昇すると、含み損を抱えていた投資家が売り始めるため上値への重しとなり、なかなかその価格帯を突破できない。これが「上値のフシ」と呼ばれるものだ。
逆に、現在の株価より低い水準に売買高の多い価格帯が存在する場合は、株価がそこまで下落すると、安値で仕込みたい投資家の押し目買いが入りやすくなる。この場合は「下値のフシ」として機能すると考えられる。
価格帯別売買高は売買タイミングを計るうえで重要な指標だ。ただ、信用買い残が積み上がっているケースでは、売買高が多い価格帯を抜けても、その後の売りに上値を抑えられる可能性がある。会社四季報オンラインでは、銘柄ページの「株価推移」タブから信用残のデータを取得できる。複数の指標を組み合わせて分析したい。
米国株の掲載社数も大幅増
また、「会社四季報オンライン 米国株」では、掲載銘柄数が約1000社から約3000社へ大幅に増加した。大型株から新興株まで幅広くカバーしているので、併せてチェックしていただきたい。
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