――注目の技術やテーマ関連のキーワードから調べていく、そんな形で銘柄を探していくのも面白そうですね。
キーワードという点では、今回「AEO」(AI検索対策)も気になった単語でした。
従来、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索順位を上げるものとしてはSEO(Search Engine Optimization、検索エンジン最適化)が主流でしたが、最近は検索エンジンによる検索結果ではなく、AIに直接回答を求めるAI検索が増えてきています。そこで、AIによる回答に自分のコンテンツが採用されるようにする技術としてAEO(Answer Engine Optimization)に注力する企業が増えてきているようです。
――まだ始まったばかりでこれから加速するのかなと思いますが、この関連の銘柄としてはどんなものがありますか。
たとえば、フィードフォースグループ(7068)、はてな(3930)などで、今回の四季報でAEOやAI検索に関する記述がありました。今後、ほかの会社でも増えていくのか注目してみたいところです。
株主還元の実績の確認にも便利に使える
――編集長が最初話されたように、新春号、いろいろと新しい発見の多い号だと思いました。
ほかにも「値上げで明暗が分かれた企業」や「訪日客消費の変調」など、私から見て気になる変化はほかにもいくつかありました。今回の新春号をめくりながら、ぜひチェックしてみていただけるといいかと思います。
また新春号は、3月決算企業の権利確定日である来年3月末に向けて、株主還元の実績を確認するという形でも便利に使うことができます。今号では株主還元に関する特集企画も収録していて、過去10期の増配、減配、配当据え置き、無配の回数を集計しています。このあたりは証券会社などプロの方からも注目されている情報でもあります。個人投資家の方もぜひ活用してみていただけたらと思います。
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