四季報最新!全3876社を読破した編集長が最速解説する「新春号」の注目業界&テーマ 日本株はこれからどうなる?

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――こうした建設・ゼネコン各社の好調は、今後も続きそうでしょうか。

その点ですが、今これだけ受注も工事も高水準ですので、各社の施工能力は限界近くに達していると思われます。そのため、今の勢いがどんどん加速するというよりは、来期以降も高水準ながら、伸びはやや減速する可能性があります。その点は銘柄選びの際には、頭の隅に置いておくといいかもしれません。

編集長が気になった「PLP」「AEO」

――ここまで編集長が気になった企業、業種について聞いてきましたが、今号で注目したキーワードもあったら、教えていただけますか。

キーワードでいえば、ひとつは「PLP」ですね。PLPというのは、パネル・レベル・パッケージのこと。半導体後工程のパッケージの製造技術で、従来の円形のウエハーではなく、大型の四角いパネルを使用して一括製造するというものです。これにより、より大きな面積で無駄なく大量のチップを製造することができるそうです。

――これまであまり聞いたことのない言葉という気もします。

はい、実際に前号では1つしか出てこなかった言葉で、今号はそれが少し増えたという段階ですが、今後さらに増えていく予感がします。

個別企業でいうと、半導体・次世代ディスプレー製造用インクジェット装置やLCD製造装置を手がけるAIメカテック(6227)の記事で、その記述がありました。ほかにも、半導体製造装置メーカーであるタツモ(6266)の記事でも、PLP対応強化という記述がありました。

――昨今はAI半導体といった言葉もよく聞くようになりましたが、非常に高性能なものが必要な時代になっていますよね。それを効率的に作れるようになるすばらしい技術だと理解していいわけですよね。

今後浸透していくためにはクリアすべき課題も多そうですが、そうした点も含めて注目が集まっているといえそうです。

ちなみに「会社四季報オンライン」では、こうした気になるキーワードが含まれる記事を検索することもできます。

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