【スズキ初となるBEVの世界戦略車、価格は399万3000円からスタート】コンパクトSUVクラスの新型BEV「eビターラ」投入、後発からの追撃なるか

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荷室の寸法図
荷室の寸法図(写真:スズキ)

ほかにも、eビターラには、独自の先進運転支援システム「スズキ セーフティ サポート」を搭載。歩行者や自転車も検知し、交差点での出合い頭や右左折時の事故による被害を軽減する「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」、ペダルやシフトの操作ミスによる衝突の回避に貢献する「誤発進抑制機能」「後方誤発進抑制機能」、車線の中央付近を維持するようにステアリング操作を支援する「車線維持支援機能」などを採用。エアバッグセンサーが前方および側方の車両の衝突を検知した場合、自動でブレーキをかけることで二次被害を軽減する「二次衝突軽減ブレーキ」など、最新機能が満載だ。事故の予防はもちろん、万が一の場合の被害軽減など、多様な状況に対応する先進の備えを充実させている。

正式発表された価格について

eビターラの価格(税込み)は、Xグレードが399万3000円、Zグレードの2WDが448万8000円、4WDは492万8000円だ。ガソリン車のコンパクトSUVで、eビターラと同じくインドで生産する「フロンクス」の価格(税込み)が、2WDで254万1000円、4WDが273万9000円。両モデルを比較すると、BEVのeビターラのほうがかなり高い価格帯となるといえる。

ただし、BEVは現在、補助金が利用できる。たとえば、国のCEV補助金(令和6年度補正)が87万円で、エコカー減税が約3万円。また、グリーン化特例により購入翌年度の自動車税が概ね75%の約1万8500円軽減される。これらにより、補助金・優遇税制の合計は約91万8500円。最も安いXグレードであれば300万円台前半となる計算だ。また、ほかにも、自治体の補助金なども利用すれば、さらに購入費用を抑えることが可能となる。

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