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「タワマンは終わった」との声も…千代田区"マンション転売規制"でバブル崩壊? 元フジアナで不動産投資家の西岡孝洋氏が指摘する「本当のリスク」

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  • 西岡 孝洋 元フジテレビアナウンサー、1級ファイナンシャル・プランニング技能士
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一方、まだマンションを持っていない人にとってはどうか。

「今は買い時か」と問われれば、私の答えは変わらない。「欲しいのなら、いつもそれは買い時」だ。

安心して買える時期など永遠に来ない。だからこそ自分自身に目を向ける必要がある。まずはポジションを取ること。つまり今の時点でベストだと思える物件を購入し、「住みながら投資」を実践することだ。

その際に重要なのは、残債割れを起こさない物件を選ぶことだ。一生住み続けられる物件である必要はない。価格が大きく下落した局面が来ても、5年から10年程度住み続けることができれば、いずれ市場は変化する。その間に出口戦略を描けばよい。

したがって、これから初めて買う人にとっては、自分が住みたいと思うかに加え、売りやすい、出口の見えやすい物件を選ぶことが合理的だ。

江東区のタワマンから見える、この夕焼けが好きだった。資産価値だけではなく、住みたいかどうかも重視している(筆者撮影)

住民も、そうでない人も幸せにする物件

タワマンは、住む人に日常の豊かさを、行政には街の持続可能性を与える存在である。その周辺の住民は再開発による空地率の向上などで災害の危険度が下がるという恩恵を手にする。住民も、そうでない人も幸せにする。

私の愛するタワマンは、そんな存在であってほしいし、決して心ない投機による分断の象徴にはなってほしくない。投機マネーによる価格高騰の副作用を抑えながらも、実需層が安心して参加できる市場環境を整えることが、これから行政と事業者に求められる課題だろう。

正しく選び、住み切る覚悟を持てば、間違いなくタワマンは素晴らしい人生の舞台になる。タワマン愛好家として、そんな未来を期待したい。

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