「ちょっと歩くだけで汗が噴きだす」…。通勤で汗だくのビジネスマンは着こなしのコツを知らない

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背中のムレを軽減する二重メッシュ「最高バッグ」スーツスクエア(写真:筆者撮影)

先述のように「素肌に直接触れる」肌着の汗を抑えることができれば、急速な冷風を浴びたとしても、体温が奪われるリスクが軽減されるため、汗そのものを抑える工夫でした。

簡単ではない!速乾機能のワイシャツ選び

一方、定番化している速乾機能のワイシャツ選びは、一筋縄ではいきません。というのも機能という観点から、テロッとしたポリエステル地のものが多く、「襟の重みにボディーが耐えられない」デザインもあるからです。

これでは第一ボタンを開けたとき、胸元のラインが歪んでしまいます。クールビズ姿がだらしなく見える原因ですので、速乾機能のワイシャツを選ぶときは、生地感のハリにこだわってみてください。というのも裾をタックインしないポロシャツならば、さほど首元のたわみは気になりませんが、ワイシャツの場合、半袖であったとしても全体にきちんと感が生まれるため首元の歪みが悪目立ちします。

購入前の対策として、第一ボタンを開き、生地感をチェックしてみてください。ポリエステル100%表示であったとしても、糸の紡ぎ方で生地のハリ感が変わるものです。速乾機能のワイシャツ選びには、機能と印象を両立させる工夫が求められます。ただ天然繊維のワイシャツで起きがちな汗ジミの心配はありません。

汗を吸うことで綿生地は変色し、「汗ジミ」が出やすいという問題がありました。とくにサックスブル―やライトグレーは、脇下や背中の色ムラが発生するため、清潔感を損ねる原因でしたが、ポリエステルなどの化学繊維は、水分を内部に吸わず、表面に拡散する性質を持っているため、濡れても色の変化が少ないのです。

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