「時間の流れが体感3倍速」「何回言えばわかるんですか?」「今日1日、何をしていたの?」──"事業会社からコンサル"転職組が語る≪最初の壁≫
コンサルではタスクを与えられた時点で疑問点を潰し、方向性を確認してから一気にアウトプットを出すのが常識。ミーティングは成果報告の場であり、相談の場ではない。Aさんは求められるアウトプットを出せず、上司から「今日1日、何をしていたの?」と厳しく指摘されたという。
そこからは1分1秒を無駄にせずアウトプットを出し続ける日々。「コンサルの時間の流れは事業会社の体感の3倍速でした」と振り返る。
27歳でIT系企業から外資系ファームに転職したBさんも「最初は会話すら理解できなかった」と語る。
「初めてのプロジェクトでは、メンバーやクライアントの話す内容がまったくわからず、会話に加われませんでした。わからない単語をひたすら検索し、業界知識を詰め込みました」
必死のキャッチアップで次のプロジェクトでは成果を出せるようになったが、当時はChatGPTもなく調べるのに膨大な時間がかかった。さらに年下メンバーから「何回言えばわかるんですか?」と厳しい言葉を投げられ、戦力扱いされない悔しさも味わったという。
事業会社→コンサル転職組が感じた“壁”ランキング

外資就活ネクストが、事業会社→コンサル転職者に行った調査では、多くの人が同じような“壁”を挙げている。
最も多かったのは「アウトプットの質とスピード」だ。ある回答者は「事業会社は1週間かけて50点を出すなら、コンサルは2日以内に70〜80点を出す。この所作の違いに衝撃を受けた」と語る。
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