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《北朝鮮》わずか"5万円"の裏技旅で北朝鮮を体感した30代男性。そこで見た衝撃の光景と、深く感じたこと

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  • 佐藤 大輝 肉体派ライター・ウーバー配達員ライター
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双眼鏡から見えた景色(著者撮影)

「おー、日本の団地みたいな建物があるぞ!」「あれは一軒家、あっちは学校的な感じなのかな?」「あ、あそこに人がいる! 5人くらいで農作業してる! あ、牛もいる!」「車だ! アスファルトで塗装されてない道を、1台だけ車が走ってる!」

まだ足を踏み入れたことのない未知の世界に、私は釘付けになった。現地の人の表情まではわからなかったが、全部で20名くらいの北朝鮮国民の姿が確認できた。

いったい彼らはどのような生活を送り、どんなことを思いながら毎日を過ごしているのだろうか。私が今立っている建物、高層ビルばかりが立ち並ぶ韓国側の景色を、どのような気持ちで眺めているのだろうか……。

複雑な気持ちを抱えながら望遠鏡を覗いていたとき、偶然、近くにいた日本人男性2名の会話が耳に入ってきた。

「なんだか言葉にならないですね。この川を挟んで、どっち側に生まれるかで、その人の運命が大きく変わっちゃうなんて……」

パスポート保有率17%。国外に出たがらない日本人に筆者が伝えたいこと

異国を旅する度に、いつも思うことがある。それは「日本の常識は世界の非常識」ということだ。

先進国で暮らす私たちは、今日も当たり前のようにエアコンの効いた家で、お腹いっぱいにご飯を食べている。好きな時に好きな場所へ行く自由があり、表現の自由も保障されている。ハッキリ言って、圧倒的に恵まれている。

幸せとは厄介なもので、それが当たり前の環境になると、だんだんと幸せを感じなくなる、そんな傾向があるように私は思う。

2024年末時点で、日本人のパスポート保有率は17%。おおよそ6人に1人の割合でしか保有していない。日本には魅力的な観光地がたくさんあるので、国外に出なくても楽しめるという意見に対して、私は理解もするし共感もする。その上で、国外に出なければ味わうことのできない刺激や感動、学びがあることを、私は本記事を通じて日本国民に届けたい。

人生は経験の合計だ。世界を旅する日本人が増えてほしいと願いながら、私は展望台を出てUberタクシーを呼び、大好きな日本を目指した。

*本記事の内容は、2024年に著者が韓国渡航した経験をまとめたものです。

【画像を見る】展望台(双眼鏡)から見えた景色を多数掲載。オンライン記事を通して「学び」を得たい方は、ぜひこちらもご覧ください。

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