《北朝鮮》わずか"5万円"の裏技旅で北朝鮮を体感した30代男性。そこで見た衝撃の光景と、深く感じたこと

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「韓国なら1泊2日で全然楽しめる。渡航費用は数万円あれば大丈夫だよ。英語もスマホがあれば何とかなる。必要なのは勇気だけ。もしよかったら今度一緒に行こうぜ」

平々凡々なサラリーマンライフ、人生の流れが大きく変わった瞬間だった。韓国旅行をキッカケに「もっと世界を見てみたい」と強く思った私は、以降毎月1回ペースで有給を取得。バックパッカーとして、世界中を旅するようになった。

そんな私がずっと行ってみたいと願っている国がある。

日本から近くて遠すぎる国、朝鮮民主主義人民共和国。通称「北朝鮮」だ。

北朝鮮をたった5万円で体感する方法

私が北朝鮮に渡航したい理由は、世界60カ国以上を旅した「ひろゆき」氏がオススメの国に挙げていたから。YouTubeなどの動画を見て(なんとドングリで造られた焼酎があるらしい!)、自分の中の冒険心が大きく育っていった。

日本と北朝鮮は正式な外交関係が確立されていない。北朝鮮に渡航するためには旅行代理店を通して、個人で観光ツアーに申し込む必要がある。ここでビザの取得や、誓約書の提出などを行う。渡航費用は1人あたり30万円前後。なお日本から北朝鮮への直行便はないため、一度中国に入国してから、飛行機か鉄道を使って移動する。

2020年のコロナ発生以降、現在まで北朝鮮の首都「平壌(ピョンヤン)」への旅行は本格再開されていない。しかし「北朝鮮を格安で体感する方法」ならある。韓国と北朝鮮の国境沿いから、北朝鮮を目視あるいは望遠鏡で眺めるという方法だ。これはもう、行くしかない!

北朝鮮の見える展望台
北朝鮮の見える展望台(著者撮影)
航空券チケットの予約画面
著者は関空~韓国の仁川国際空港まで、諸税込みで2万7020円で予約したが、タイミングによっては1万円代での予約も可能(著者撮影)

往復航空券は「スカイスキャナー」という神アプリで検索した。このアプリに渡航先と日程を入力すると、A社は3万円。B社は5万円といった具合に、国内外の航空会社や旅行代理店の航空券を、一括で価格比較。最安値の航空券を提示してくれる。

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