大怪我で20日間意識不明の事態に追い込まれた私が、「死後の4つの可能性」を古典に学んでみたら、人生で大切なことが見えてきた
魂が存在しないとしても、この世界を認識する「意識」が確実に存在する。そして重要なのは、私たちが“いまこの世界を生きている意識的な存在”だという事実だけである。
ニーチェの「永劫回帰」という考え方
また、これと似たような考え方は、ニーチェの「永劫回帰」にも確認できると著者は述べている。
時間が断絶する「無」、接続する「永遠の命」、反復としての「輪廻」は、死後の可能性のなかでもよく知られているだろう。しかし、あまり知られていない可能性がもうひとつあり、それがニーチェの「永劫回帰」なのだそうだ。
ご存じのとおり、ニーチェがはじめて永劫回帰という考え方を提示したのは著書『ツァラトゥストラはこう語った』であり、これはニーチェの中核をなす概念のひとつである。
“時間と空間が変化することもなく、これまでと完全に同じ人生を永遠にくり返す”のが「永劫回帰」だ。



















無料会員登録はこちら
ログインはこちら