夢中で《ジュースの王冠》を拾い集め…「投資の神様」バフェットが5歳にして発揮した驚きの"慧眼"

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「発想の転換」で有名なのは、何と言ってもコロンブスのエピソードですね。

「新大陸なんて、船に乗ってひたすら進めば誰にでも発見できたじゃないか!」と言われたコロンブスが、「あなたはこのゆで卵をテーブルに立てる事ができますか?」と言い返した、あの話です。

コロンブスが割ったのは「固定観念の殻」

悪戦苦闘する相手に対し、コロンブスはテーブルに勢いよく卵をぶつけて、殻を割って卵を立ててしまいました。はっきり言って反則もいいところ。でも、「誰にでもできる簡単なことも、最初に思いついて実行に移すのは難しい」と強烈に反論したわけです。

『一流のバーテンダーは2杯目のグラスをどこに置くのか 超一流だけが持っている「すごい思考法」のつくり方』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

コロンブスが割ったのは、「卵の殻」ではなく「固定観念の殻」でした。

私事ですが、生まれて初めて大勢の前でスピーチをしたのは友人の結婚式の披露宴でした。クイズ番組に散々出たにも関わらず、とてもシャイな私は、「スピーチなんて怖い、無理……」と断ったのですが、「どうしても」と言うのでシブシブ承諾。

でも、ある日、考えが逆転したのです。「聴衆の目を気にするより、自分なんかにスピーチを依頼してくれた2人のために思い出に残る話をしよう!」と。そう思った瞬間に、「恐怖心」という殻が、パリッと割れました。

「なぞなぞ」が得意な人っていますよね。そういう人は、考え方の引き出しをたくさん持っているのです。「逆から見たり」「大きさを変えて見たり」「バラバラにして見たり」。

いろいろなアプローチで臨めば、解決しない課題なんて何もないのかもしれません。

西沢 泰生 作家・ライター・出版プロデューサー

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にしざわ やすお / Yasuo Nishizawa

学生時代に「アタック25」「クイズタイムショック」などのクイズ番組に出演し優勝。「第10回アメリカ横断ウルトラクイズ」ではニューヨークまで進み準優勝を果たす。就職後は、約20年間、社内報の編集を担当。その間、社長秘書も兼任。2012年『壁を越えられないときに教えてくれる一流の人のすごい考え方』(アスコム)で著者デビュー。現在は作家として独立。主な著書に『夜、眠る前に読むと心が「ほっ」とする50の物語』『コーヒーと楽しむ 心が「ホッと」温まる50の物語』(PHP文庫)、『一流は何を考えているのか』(Gakken)他多数。最新作に『生き方のヒントに出会う大人の寓話』(三笠書房)がある。

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