夢中で《ジュースの王冠》を拾い集め…「投資の神様」バフェットが5歳にして発揮した驚きの"慧眼"

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「損して得とれ」とはこのこと。ビュッフェ方式の朝食分くらい、軽くペイしてしまうメリットです。お客もゴルフ場も両方ハッピーになれるこの発想。仕事でもプライベートでも手本にしたいですね。

目先の利益に走ったり、自分の部署だけ得をすることばかり考えていては、セコイし面白くもありません。全体を俯瞰で眺めて、トータルでプラスになることを行うのが賢い選択だと思います。

企画会社を経営する小山薫堂も、「よい企画とはどんな企画?」と問われて、「いろいろなところに利益をもたらす企画」と答えています。

困難に直面した時、違った角度から見てみると……

日清食品創業者である安藤百福。今や世界中で食されているカップヌードルは、彼の発明品です。

彼がこの画期的な商品を開発する上で一番苦労したのは、麺をカップの中間で浮いた状態にすることでした。お湯が麺の下にたまり、上下から温まるようにするために、カップの底に空間を確保する必要があったのです。

簡単そうに聞こえますが「台形の麺をカップの中間で固定する」のが実は至難のワザ。百福さん、麺をカップの上から何度入れても、うまくいきませんでした……。

問題:試行錯誤の末に見つけた「麺をカップの中間で固定する方法」とは、どんな方法だったでしょう?
答え:麺を上下逆さにして固定し、カップの方を上からかぶせた

この方法により、麺を上から入れていた時の微妙なずれが消え、麺はピタッとおさまりました。まさに、逆転の発想! そう言えば、同じく麺類の冷やし中華も確か、逆転の発想による発明品だったと思います。熱いラーメンが夏に売れないから、「冷たくして売っちゃえ」って、お見事な発想です。

新しい発想を得たい時は、見方を180度変えるのが有効です。あっ、間違っても360度変えないでくださいね。ガッツ石松の「ボクはボクシングをはじめて、考え方が360度変わったんだ」という伝説のギャグになってしまいますから……。

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