「から揚げの天才」の栄枯盛衰から数年、ワタミが「サブウェイ」とともに拡大を狙う店の”正体”。日本流・新スタイルの出店も実力は…?

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

なお、同店では規模が半分になったぶん、デリバリーとテイクアウトにも注力して売り上げを補っていきたい考え。近くに山下公園があることから、ピクニックのテイクアウト需要に期待を寄せているとのことだ。同店では、店内とテイクアウトやデリバリー、合わせて月商1000万円(税引後)を目指すという。

ハンバーガー
商品の一例。テイクアウトにも向きそうなハンバーガー(筆者撮影)
フライデーズ スリー フォー オール
ホームパーティにぴったりな料理も揃い、デリバリーによさそう(筆者撮影)

さらにもうひとつ、ワタミからTGIフライデーズがらみのニュースが。今年5月、ワタミはTGIフライデーズの日本でのマスターフランチャイズ権を獲得したという。どういうことかというと、これによりワタミの判断でTGIフライデーズの日本国内のFC展開ができるようになった。

ワタミが掲げる目標は、2030年までにTGIフライデーズを30店舗体制にすること。そのためには年に3店舗ほどの出店が必要となる。うち、少なくとも1店舗は直営で出しつつ、それ以外はFCで出店することで目標を達成したい意向だ。

からあげで苦い経験も、ワタミが再びFC事業に乗り出す!

これまでワタミは直営の出店を中心に展開してきた。そんな同社が「から揚げの天才」で大規模なFC展開に乗り出したのは記憶に新しい。

からあげブームが盛り上がり始めた2018年にスタートし、コロナ禍の追い風もあり2021年にはFCを中心に100店舗超に拡大する。しかし、からあげブームの終焉とともに勢いは落ち着き、現在の店舗数は両手で数えられるほどだ。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事