
亡くなった母に対する複雑な思いを打ち明ける姉妹(写真:「イーブイ片付けチャンネル」より)
長年、折り合いが悪かった母の住む実家は、膨大な量の家財があふれる「モノ屋敷」だった。母の他界後、実家の片付けを行うことになった娘たちは何を思うのか。
本連載では、さまざまな事情を抱え「ゴミ屋敷」となってしまった家に暮らす人たちの“孤独”と、片付けの先に見いだした“希望”に焦点をあてる。
動画:遺品整理の問題に直面した姉妹「母の家に入ったことがなかった」前編
ワンマンな母「私たちは何も言えなかった」遺品整理の問題に直面した姉妹【後編】
ワンマンな母「私たちは何も言えなかった」遺品整理の問題に直面した姉妹【後編】
遺品整理の問題に直面した姉妹
関西地方にある3LDKのマンションの一室。そこにはかつて両親と3人の子どもの家族5人で暮らしていた。
この家に暮らし始めてから間もなく姉妹が独立し、父が亡くなった後は母と弟が2人で生活。やがて母は病気で入退院を繰り返すようになり、弟も家を出ていった。その後、母は施設に入所し、4年後に他界。残されたのは膨大な量の家財だった。
今回の依頼は、その母の遺品整理である。とくに姉は、母と折り合いがつかず、父が亡くなってからはほとんど実家に足を運んでいなかったという。スタッフが依頼の経緯を尋ねると、姉が口を開いた。

母が1人暮らしをしていた家に足を踏み入れると、大量のモノが積み上がっていた(写真:「イーブイ片付けチャンネル」より)
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