「アイラップはうどんやそうめんを作るときも便利なんですよ。ざるで湯切りするのって意外と面倒だけど、アイラップなら袋に穴を開けて湯切りもできるし、そのまま釜玉うどんにして食べられるのが便利で。自分ひとりのときなんかは、これで十分って思えるんです。忙しいときには、特にアイラップに助けてもらっています」
岩谷マテリアルのSNS運用責任者で防災士でもある坂本英明さんは、「アイラップは災害時も役立つ」と話す。
「防災士の立場から見ても、湯せん調理って非常に合理的なんです。火と水の使用を最小限に抑えられるし、袋のまま食べられるから洗い物も出ない。とくに断水時や停電時に重宝する方法です」
「最近では“備えない防災(フェーズフリー)”という考え方も注目されています。わざわざ非常食を備えるより、ふだんから使い慣れたものを、いざというときにも活用できるようにしておく。アイラップはまさにその考えにぴったりなのかなと思います。(中略)
私たちが伝えたいのは、『ふだんの生活がそのまま備えになる』ということ。特に在宅避難のときに、冷たい非常食では気持ちも落ち込んでしまいます。そんなときこそ、あたたかくて栄養バランスのとれた食事が必要。アイラップ調理であれば、それが叶うんです」
「チンして混ぜるだけ」レシピ3選
災害時にも役立つアイラップだが、最大の魅力は「袋に食材と調味料を入れてもむだけ」という、究極のズボラ料理を可能にさせること。湯せんや電子レンジで加熱すれば、ボウルもフライパンも使わずに、主役級の1品が完成するのだ。
たとえば、一人暮らしのビジネスマンや、平日昼の主婦など「ひとりだから適当なもので食事をすまそう」と考える人は多い。しかし、アイラップを使った調理法なら、オムライスやピラフなど、主役級のレシピが簡単に、しかもおいしく作ることができる。
そこで、そんな“ひとり飯にこそオススメしたい”アイラップを使ったレシピを、実際に紹介していこう。

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