【ベトナム現地ルポ】マンション価格が5年で爆上がりエリアも! 日本も参画、10年で激変したマンション市場の最前線
ビンズン省は、約30もの工業団地があり、日系企業をはじめ多くの外資系企業が進出しているエリア。積極的な経済発展と外国直接投資誘致などにより、住民の平均月収がベトナムで最も高く、高所得層による住宅需要が期待されるエリアでもある。
ビンズン新都市は、ビンズン省の中でも集中的に大規模開発プロジェクトが推進されており、その最先端エリアで「多摩田園都市」のまちづくりが“輸出”されている、として注目を集めている。
ベカメックス東急は、日本の「多摩田園都市」開発で培ったノウハウを活かし、2012年から「ジャパン・クオリティ」のまちづくりを推進。住宅、商業施設、オフィスなどを計画的に整備し、交通、医療、教育、ICT(インターネット等の情報通信技術)、文化・エンターテイメント、働く環境、自然という「7つの環境」の充実を図っている。






マンション価格、5年で“爆上がり”。今後どうなる?
経済成長、所得の中間層の拡大を背景に成長しているベトナムのマンション市場だが、価格高騰が懸念されている。
東さんはこう話す。「今、マンション価格が“爆上がり”しているエリアもあります。この5~6年間で市場価値が倍以上に上昇している事例もある。極端な例では、6年前に100平米のコンドミニアムが約1,500万円で取引されていた同じエリアで現在では約5,000万円の住宅が取引されている、なんていうことも起きているのです。
供給数の少なさが大きな要因。過熱すれば、富裕層や高所得者層ではない、“ふつうの人”は買えなくなってしまう」
高品質マンション需要は今後も堅調に推移していくと期待されている中、供給数の拡大が急務だ。