「真夏でも編み物」、秋冬のイメージ一新。夏でも簡単に「あみこもの」デビューする人が増加中?人気編み物作家が紹介「韓国発キラキラ毛糸」

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そんななか、私が特に注目しているのが「バブルフォレ」というスセミ毛糸です。韓国のハンドメイド界では定番の素材で、軽くてふんわりした質感に、繊細なラメが上品に輝きます。

派手すぎないのにしっかりと“キラキラ感”が出せるところがお気に入り。糸割れしにくいので、初心者でも扱いやすいのも嬉しいポイントです。色のバリエーションも豊富で、並べて見ているだけでも「この色で何を編もう?」と、イメージがどんどん膨らんでいきます。

おすすめの使い方は、バッグやポーチ、ペットボトルホルダー、アクセサリーのパーツなどにバブルフォレを取り入れること。特に明るめのカラーを選べば、夏小物にぴったりです。

韓国では他にも、メタリック調や透明感のあるキラキラ系の糸など、注目の毛糸が次々登場していて、ますます注目されていく予感があります。日本でもこうした素材がさらに手に入りやすくなれば、編み物の楽しみ方がもっと広がっていくでしょう。

ミニ巾着
ミニ巾着もキラキラとした毛糸で編めば、だんぜん夏っぽくなります(写真:筆者撮影)

「たわしヤーン」は夏の新定番へ

これまで「夏の編み物」といえば、コットン糸や麻糸、ラフィアなどナチュラル系の素材が主流でした。けれど、そこに新しい風を吹き込んでくれたのが、キラキラと輝く“たわしヤーン”です。

はじめてでも「かわいい」がつくれる! かぎ針編みの、あみこもの
『はじめてでも「かわいい」がつくれる! かぎ針編みの、あみこもの』(KADOKAWA)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

手に取った瞬間の「かわいい!」という直感的なときめきを、そのまま形にしていく喜びは、まさに“自分の好き”を表現する創作活動そのもの。自由な発想で作り上げた作品を、日々の暮らしの中で使ったり、SNSで誰かとシェアしたりすることで、「次はどんなものを作ろう?」と、新たなアイデアも生まれてきます。

編み物に特別な技術は必要ありません。思い通りにできなくても、失敗しても大丈夫。たった一玉の毛糸が、思っていた以上の楽しさと“自分らしさ”を運んできてくれます。

この夏は、キラキラと輝くたわしヤーンで、“自分だけの夏小物”を編んでみてください。きっと、「つくるって、やっぱり楽しいな」と、あらためて感じられるはずです。

(構成:ライター 宝田 真由美)

【→次の記事】夏でも人気の編み物、「モバ編み」「編み会」…広がる“編み物の輪”。注目の編み物作家・もちだあかりさんが語る「新しい編み物のかたち」
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もちだ あかり 編み物作家

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もちだ あかり / Akari Mochida

かわいいあみこものデザインで注目を集め、人気急上昇中の編み物作家。YouTubeチャンネル登録者数は13万人を超える(2025年7月時点)。

小学生のとき母から教わり編み物を始める。数年前、海外の英文パターンに出会い、自由に編み物を楽しんでいる姿に衝撃を受けたことからオリジナル作品の制作を開始。ていねいで親切な解説が「わかりやすい!」「これなら編めた!」と大好評。

初の著書『はじめてでも「かわいい」がつくれる! かぎ針編みの、あみこもの』(KADOKAWA)は、2万4000部突破。

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