「真夏でも編み物」、秋冬のイメージ一新。夏でも簡単に「あみこもの」デビューする人が増加中?人気編み物作家が紹介「韓国発キラキラ毛糸」

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今は、できるだけシンプルでわかりやすく、でも「これ、かわいい!」とワクワクしてもらえるデザインを意識して発信しています。糸の選び方や基本の編み方、ちょっとしたアレンジまで、楽しく伝えることを大切にしています。

たとえば韓国カルチャーをきっかけに編み物を始めた方にも寄り添えるように、「編み図が読めなくても大丈夫」「100円ショップでそろう材料だけで作れる」など、知識や経験がゼロでも楽しめるよう心がけています。

韓国発「たわしヤーン」にひと目惚れ

そんななかで出会ったのが、「たわしヤーン」、韓国のスセミ毛糸です。韓国では「수세미실(スセミシル)」と呼ばれ、もともとは食器洗い用のエコたわしを編むための毛糸として親しまれていたものです。

実用的でありながら、見た目がとにかくかわいいので、ちょっとした贈り物やおみやげとしても人気があるようです。

スセミ毛糸
キラキラとした光沢感が特長のスセミ毛糸。かわいい色が豊富なのも人気の理由(写真:筆者撮影)

日本でも「エコたわし」としてアクリル毛糸で編むたわしは昔からありますが、スセミ毛糸はアクリル毛糸よりも泡立ちが良く、汚れ落ちも優秀とのこと。

一番の魅力は、何といってもその質感。ポリエステル製の糸から、細かなテープ状のラメ繊維がふわふわと飛び出していて、光に当たるとキラキラと輝きます。その様子がまるで泡のようで、見ているだけで気分が上がります。日本の毛糸ではあまり見かけなかったタイプで、「なんて可愛い毛糸なんだろう」とひと目惚れしました。

さらに、韓国の毛糸は色も独特。パステルやネオンカラー、ビビッドカラーなど、ポップで華やかな色合いが多い印象です。SNS映えするアイテムづくりにもぴったりで、持っているだけで気分が上がる毛糸です。

実際に私がスセミ毛糸を初めて手にしたのは、2023年か2024年のはじめ頃だったと思います。それまではSNSで見かけては「かわいいな~」と眺めるだけの存在でしたが、日本でもようやく取り扱うお店が増え、ついに自分の手元に。そのときは「やっと編めるようになった!」という喜びがありました。

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