当時、日本のホテル業界はバブル景気を背景に、日航ホテル(当時)が世界各地にホテルを開業し、旧セゾングループがインターコンチネンタルホテルを買収するなど、積極的に海外進出を行っていた。ただ、バブル崩壊をきっかけに海外展開は減速していった。
星野氏は過去に東洋経済のインタビューで、日系ホテルの失敗の要因として「海外の大手チェーンに規模で勝てなかったこと、観光客に日本ブランドのホテルに泊まる理由を明確に提案できなかったこと」を挙げている。
現地には、すでに一流の高級ホテルが存在する。そこに西洋のスタイルをまねた日本のホテルが参入しても、顧客に日本らしさを訴えることができない。
星野氏が思い至った"成功の条件"
星野氏は米国で日本のホテル進出にかかわりながら、現場でその”失敗”を目の当たりにした。以降、「日本の文化を反映したホテルこそ“日本旅館”。そこにこだわらないと海外で成功しない」との考えに達した。
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