東京ディズニー、今年も"計画超え"なるか

目玉なく、出だしは09年度以来の客数割れに

運営会社のオリエンタルランドは、もともと今年度は客数、利益ともに減少を見込んでいる(c)Disney

所得水準の回復や、訪日観光客の増加を背景に、活況を呈するレジャー業界。その筆頭格は紛れもなく、オリエンタルランドが運営する東京ディズニーリゾート(TDR)だろう。ただ、7月末に発表されたオリエンタルランドの2015年度の第1四半期業績は減収減益に終わっただけでなく、入園客数も前年を下回った。

この3カ月間が減収減益となったのは、2年連続だ。2014年度は、一昨年の開業30周年イベントに伴う記念グッズの販売などがなくなったことによるものだった。だが昨年5月下旬からスタートしたシンデレラ城のナイトショー「ワンス・アポン・ア・タイム」が大盛況で、わずかながら入園客数は上回っていた。

第1四半期に入園客数が前期を下回ったのは、東日本大震災後に休園を余儀なくされた2011年度を除けば、開園25周年イベントの翌年だった2009年度以来になる。今年4月から、1日中フリーパスになる「1デーパスポート」が500円値上げして6900円(18歳以上)になるなど全券種で価格改定が行われており、これが久々の客数減少を招いたという見方もある。

直近2年は”異例の年”でもあった

もちろん、そう単純な理由だけではない。4月は昨年に比べて雨が多く、天候に恵まれなかったことに加え、6月は「ワンス・アポン・ア・タイム」が2年目を迎えたために目新しさが薄れたという特殊要因もあった。

さらに、直近の2年間の業績が“良すぎた”面もある。30周年イベント(2013年)や、新規のナイトショーと冬季の「アナと雪の女王」イベントの大成功(2014年)で、2013年は3129万人、2014年は3137万人と、一気に3000万人の大台に載せた異例の年だった。東京ディズニーシー(TDS)が通期営業となった2002年以来、TDRの入園客数は2500~2700万人台で推移していた。

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