動いた東京ディズニー、大胆値上げの衝撃

シニア層は実質1200円の値上がり

2015年からは閑散期の冬でも、「アナ雪」のイベント「アナとエルサのフローズンファンタジー」で盛り上げる  ©disney

テーマパーク業界の”プライスリーダー”がついに動いた――。東京ディズニーリゾート(TDR)を運営するオリエンタルランドは1月29日、パークチケットの値上げを発表した。4月1日から1日フリーパスとなるワンデーパスポート(18歳以上)を、6400円から6900円へ引き上げる。年間パスなどほかの券種も同時に値上げする。

入園のみのチケットがなくなった2001年以降、TDRは2度、ワンデーパスの価格改定を行ってきた(消費増税に伴う値上げを除く)。2006年は300円、2011年は400円で、今回の500円は最大の値上げ幅となる。

「アフター6」は半年で2度の値上げ

前回の値上げから4年が経過しており、業界の中では、オリエンタルランドは近く値上げに踏み切ると見る向きが少なくなかった。値上げ幅が大きいものの、2010年から毎年値上げを実施し、1月30日には6980円から7200円(1デイ・スタジオ・パス)に値上がりしたユニバーサル・スタジオ・ジャパンの存在もあり、必ずしも「高すぎる」との声ばかりではないようだ。

むしろ、ワンデーパス以上にほかの改定が話題となっている。その1つが、18時から入場が可能なアフター6パスポート。4月1日から300円上がり4200円になる。だが、このチケットはシンデレラ城のナイトショーなど「夜間の体験価値が上がった」という理由から、2014年9月に500円値上げしたばかり。半年で2度の値上げは異例だ。

14年ぶりの改定となった駐車場料金の値上げも目を引く。現在、普通車の駐車料金は2000円だが、4月から平日は2500円、土日祝日は3000円になる。これは立体化などで駐車台数が増えていることや、駐車環境の改善などを背景にした値上げという。消費増税には料金が据え置かれていたこともあり、値上げ幅が大きくなったようだ。

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