ウーバー配達員が猛暑の炎天下で検証、130万個売れた《ネッククーラー》は本当に冷える?「6980円とそこそこしたけど…果たして?」忖度ない感想
今回私が試したのはシリーズ累計130万個以上を販売した、サンコー株式会社の「ネッククーラー」だ。
前回の記事「暑すぎる…よし、首元をキンキンにしよう」《ネッククーラー》で冷却ガジェット市場を開拓したアキバ中小企業、猛暑対策グッズが爆売れの訳では、サンコーに開発の舞台裏を取材した。
この製品は小型冷蔵庫にも使われる「ペルチェ冷却装置」を搭載。最新モデルの第8世代『ネッククーラーポケット』(税込6980円)は、電源を入れてからわずか2秒で冷え、環境温度から−14℃まで冷却プレートを冷やすことができるという。
「130万個販売した実績 = 満足できる商品に違いない」と考えて購入を決めた私だが、ここだけの話、「環境温度から−14℃」という表現には不安があった。もしも外の気温が34℃だった場合、冷却プレートは20℃にしかならないわけで……。その温度で本当に「冷たさ」を感じることができるのだろうか?
ポケットに収まるコンパクトサイズ
今回私は軽量化に特化した最新モデル『ネッククーラーポケット』を、サンコー公式サイトから購入した。お値段は(新規会員登録による500ポイント割引を使い)税込6480円。注文日から3日後に送料無料で配送された。
ヤマトの配達員から商品を渡されたとき、私は「軽っっっ!? これ箱の中に商品ちゃんと入ってる?」という感想を抱いた。首を斜めにしながら箱を開けると、親指と人差し指、2本あれば楽々と持ち上げられるネッククーラーが入っていた。説明書によると、同製品の重量は約180gしかないようだ。ちなみにコンビニの「おにぎり」は1個あたり120g前後と言われている。
大きさは、折りたたんだ状態だと手のひらサイズ。スマホと同じくらいの大きさだった。パンツのポケットにも余裕で収まるため、前述した軽さの利点を含め、持ち運びにストレスを感じる人は少ないだろう。


さっそく使ってみたいが、まずは充電が先だ。説明書によると、環境により変化する上で、充電には約4時間ほど必要らしい。
肝心の使用時間は、強モード(冷却プレートの温度目安 = 外気温より−14℃~−7℃)で約1時間半。弱モード(外気温より−7℃~−5℃)で約2時間半。ゆらぎモード(強弱の繰り返し)で約2時間使用できる。
*充電しながらの使用は不可
充電完了後、私は同製品の「冷却力」を検証するため、午後1時過ぎに配達用バッグを背負って出発。この日の最高気温は33℃。最低気温は27℃。環境省から「熱中症警戒アラート」が発表されている中、恐る恐るネッククーラーの電源をオンにする。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら