そして、おまけのペーパークラフトは前回のお店と異なっていた。店舗によるのか、その時に応じてランダムに渡しているのかはわからないが、思いがけず前回とは違う内容のおまけをもらうことができて、我が子も喜んでいた。
ちなみに今回もらったおまけは「ゆらゆらバランス鍋ゲーム」。今回は「食育!」という強いメッセージ性はあまりないものの、こちらはゲーム性が高く子どもウケしそうだ。


チェーンでも「いつもの家のご飯」感が魅力
大戸屋は1958年に創業してから、各店で一品一品を手作りする“個店主義”に近い運営スタイルを強みに展開してきたが、2020年に「ステーキ宮」などを手がける外食大手・コロワイドによる買収が成立。効率化や標準化を推し進める親会社との方針の違いが表面化し、役員辞任や従業員の離脱などが報じられた。
現在は、その文化的ギャップを乗り越えながら「家庭の味」と「チェーンの利便性」を両立させる新しいブランドづくりを模索している過程にあると言える。
物価高による現役世代の実質的な収入減など、外食チェーンにとっては難しい時代。しかし、シビアに企業努力を続けながらも独自のコンセプトを貫き続けられるかどうかが、これからの時代に生き残るために必要な力なのだろう。
我が子は2度目の大戸屋での食事を終え、「おいしかったー、大戸屋気に入ったー!」と筆者に言った。筆者にも同社の「チェーンであっても家庭と同じように、顧客の食生活を大切にする」という姿勢が伝わってきた。またリピートする日はきっと遠くない。

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら