座って食べられる「いきなり!ステーキ」のキッズメニュー。「580円・おこさまプレート」のボリューム感とハンバーグへの6歳児の正直な感想

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いきなり!ステーキ  おこさまプレート
今回はいきなり!ステーキの「おこさまプレート(580円)」の実力を調査(写真:筆者撮影)
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子どものハートをつかむことは、その親(大人)の財布をもつかむことだ。それゆえ”キッズメニュー”を展開している店は多い。

そこで本連載では、外食チェーン各社のキッズメニューやキッズ向け施策を現地取材し、最高の「子連れ外食チェーン」を探していく。

第4回は「いきなり!ステーキ」(以下「いきなりステーキ」)。株式会社ペッパーフードサービスが運営するステーキ専門レストランチェーンだ。

2010年代、ステーキ専門店では珍しい「立ち食い」と「オーダーカット方式(食べたい肉の量をグラム単位で指定し、その場で塊肉から切り分けて提供するシステム)」を導入し、高品質のステーキを手頃な値段で食べられる店として一躍人気を博した。

最盛期には国内で約500店舗近くを展開していたが、現在では国内に175店舗、海外に9店舗と大幅に縮小している(2025年4月末)。筆者もひと昔前に一度足を運んだことがあるが、今はサービス内容がどのように変化しているのか気になっていた。

蒸し暑くなってきた週末、筆者・夫・6歳我が子の3人で首都圏郊外のとある店舗へと向かった。

「立ち食い」でも「オーダーカット」でもない

そもそも「立ち食い」の店はファミリーにとって選択肢には挙がらない。ではなぜ同店を選んだのかというと「おこさまプレート」があるということを知ったからだ。いま、あの「いきなりステーキ」はどのようにファミリー層に寄り添ったサービスを提供しているのかを確かめてみたい。

店内に立ち食い方式で食事をする箇所は見当たらなかった(筆者撮影)
テーブルの中央にはこういった仕切りが施されている(筆者撮影)

この日は17時ごろと夕食にしては早い時間帯に来店したせいか、店内にはまだ1〜2組のグループのみ。静かな雰囲気の中、早めの夕ご飯をいただくことにした。

こちらの店舗では立食形式で食べる場所はなく、ハイシートタイプの椅子が並ぶテーブル席か、もしくはソファ席というレイアウトになっていた。ただ、テーブルは真ん中に仕切りのある独特の形をしている。これはかつて、客同士のプライベート感を保つために設置された、立ち食い時代の名残なのではないだろうか。

我が家はソファ席の方に案内されたが、店内には幼児用のハイチェアや、ソファ席に置いて座面を高くするタイプの幼児用チェアが用意されているので、お子さんの月齢・状況に合わせた利用ができる。

幼児用のキッズチェアと、ソファ席に置くタイプの椅子の用意があった(筆者撮影)

ステーキ専門店の強み「お肉が美味しい」

さて、肝心のキッズメニューを紹介したい(キッズメニューの取り扱いについては店舗により異なります。公式HP等でご確認ください)。

いきなりステーキが提供するキッズメニューは、この「おこさまプレート」のみである。ジュースを「カルピス」か「オレンジドリンク」の2種類から選ぶことができ、好きなおもちゃをカゴから1個選ぶという特典がついている。

【おこさまプレート】580円(税込み)
ハンバーグ・からあげ・ウインナー
付け合わせ:コーン・にんじん・ブロッコリー
ライス、ゼリー2個
おこさま用ドリンク(カルピスまたはオレンジ)
※おもちゃ1個付き

 

子どもが喜びそうな内容(筆者撮影)
ケチャップは自分でかける方式。こちらはかけた後(筆者撮影)
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