「歯科衛生士が31名の大陣容!」治療から予防へ重点《歯のサブスク》を仕掛けた歯科医院が凄すぎた
予防のスペシャリストである歯科衛生士のやりがいを創出することができれば、さらにお口の予防に取り組む患者は増える。「予防は、患者さんと歯科衛生士が二人三脚で取り組みます。例えるなら、生徒と家庭教師のような関係」と翔太氏が話すように、信頼関係が生まれることでリピート率も伸びていく。同医院の予防における患者リピート率99.2%という数字は、それを物語っている。

医院のすぐそばに保育園を併設
やりがいを創出するために、歯科衛生士の福利厚生にも注力する。2019年には、医院のすぐそばに、企業主導型保育事業として「しんじ保育園」を開園したほどだ。子どもを預けながら、しん治歯科医院で働く歯科衛生士の山下さんが笑顔で話す。
「保育園を併設しているという理由から、しん治歯科医院を選んだのですが、実際に働いて驚きました。私は、ここに来る前は他県の歯科医院で働いていたのですが、同じ歯科衛生士という立場なのに、こんなに業務が違うんだって。以前は、電話応対や会計といった雑務も多かったのですが、ここでは予防を通じて歯科衛生士本来の仕事に集中できるんですね。患者さんの健康を、私たちが一緒に築いていくんだという気持ちになれます」(山下さん)
現在、歯科衛生士は31名にのぼる。スタッフが多いことで、休みも取りやすい。翔太氏によれば、現在の歯科医業界は、歯科衛生士の離職率も高く、スタッフの確保が年々困難になっているそうだ。しかし、「しん治歯科医院は無縁」だと胸を張る。
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