「夏休みに読みたい!」”受験にも役立つ”中高生におすすめの《お金の本4選》

昨今、大学入試でも高校入試でも、「お金」に関連した話題が多く出題されています。現代文の問題や小論文のテーマとして取り上げられることも増えており、社会科では経済の知識を前提にした出題が目立つようになってきました。
高校では「公共」という授業がスタートし、NISAや投資に関する知識を学ぶことが当たり前の時代になりつつあります。こうした背景を踏まえると、中高生のうちから「お金」について考えることは、進路にも直結する“教養”だと言えるでしょう。
だからこそ、中高生のみなさんにはこの夏は「お金の本」を一冊でも読んでみることをおすすめします。親御さんからすると「お金のことなんてまだ早いのでは」と感じるかもしれませんが、いまや「経済リテラシー」は、将来を切り拓くための必須スキルです。ぜひ夏休みの読書として、お金に関する本を買い与えてみてください。
中高生におすすめのお金の本4選
1冊目は『おカネの教室』です。この本は、「お金を増やすにはどうすればいいのか?」という、誰もが気になるけれどなかなか教えてもらえないテーマに、正面から向き合った一冊です。
物語の主人公は中学生の男子で、女の子と一緒に変わり者だけど頭のキレる先生から「お金とは何か?」「働くって何のため?」「なぜ一部の人だけがお金持ちになるのか?」といった疑問を学んでいきます。
本書がおすすめのポイントは、「ストーリー仕立てでありながら、大学の経済学部でも扱うような本格的な内容が、驚くほど自然に理解できる」点です。リスクとリターンの関係、投資と労働の違い、資本主義の構造といったトピックは、決して簡単ではありません。にもかかわらず、対話形式と例え話によって、とてもわかりやすく読めてしまうのです。
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