「夏休みに読みたい!」”受験にも役立つ”中高生におすすめの《お金の本4選》

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そういう意味で、エンタメとして楽しめる本でもありながら、経済への関心が自然に深まっていく本です。将来、経営者や起業に興味がある人には特におすすめです!

4 きみのお金は誰のため
きみのお金は誰のため: ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」【読者が選ぶビジネス書グランプリ2024 総合グランプリ「第1位」受賞作】
『きみのお金は誰のため: ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」』(東洋経済新報社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

「お金とは何か?」を突き詰めて考えていくと、最後に行き着くのは「人と人との関係」かもしれません。この本は、元ゴールドマン・サックスの金融マンである著者が、中学生の娘との対話を通じて、「お金の本質」についてやさしく語りかける一冊です。

タイトルの通り、「君のお金は誰のためにあるのか?」という問いを起点に、お金の意味、働く理由、分かち合うことの大切さなどを対話形式で掘り下げていきます。金融の専門書とはまったく異なり、哲学的でありながら温かく、読み終えた後に静かな感動が残ります。

この本が伝えているのは、「お金は自分のためだけでなく、誰かの幸せのためにも使える」という価値観です。経済を「損得」だけでなく「人とのつながり」で考えるという視点は、受験やビジネスとは違った意味で、これからの時代に不可欠な感性だといえるでしょう。

せっかくの夏休みを活用しよう!

いかがでしたか? 今回ご紹介した4冊は、それぞれのアプローチで「お金とは何か?」を考えさせてくれる名著です。

夏休みというまとまった時間を活用して、「お金」と「人生」についてじっくり向き合ってみませんか?

そして、親御さんにはぜひ、こうした本を“将来の贈り物”として、そっとお子さんに手渡していただけたらと思います。

西岡 壱誠 ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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