「夏休みに読みたい!」”受験にも役立つ”中高生におすすめの《お金の本4選》
さらに、「なぜ勉強するのか?」「どうすれば人生を豊かにできるのか?」といった人生そのものの問いにも通じる内容であり、読書感想文の題材としても適していると言えます。夏休みに、お金について学びながら、人生についても一緒に考えられる本だと言えるでしょう。
令和の現在、晩婚化が進んでいます。2024年には、日本で初めて40〜44歳の母親から生まれた赤ちゃん(約 4万3,463人)が、20~24歳の母親(約 4万2,754人)を上回ったというニュースが流れました。つまり、10~20代であっても親が50~60代という家庭は当たり前になってきているのです。そんな中で重要なのは、相続に関する知識です。10代の子供であったとしても、しっかりと知識を持っておかなければならない時代になってきているのです。
そんな中で、実際にどんなことで困る場合が多いのか、親子でどんなコミュニケーションを取った方がいいのかが会話形式で書かれているのがこの『相続のめんどくさいが全部なくなる本』です。この本では、相続の基礎やトラブルの回避法がわかりやすく図解で説明されています。法律的な話が多いのに、とても読みやすい構成なので、「大人の話」だと思わずに、ぜひ中高生にも手に取ってほしい一冊です。
3冊目は、「マネーの拳」です。『ドラゴン桜』の作者・三田紀房先生によるビジネスマンガです。元ボクサーの主人公が起業し、仲間を集めて会社を成長させていくストーリーの中に、ビジネスのリアルな知識がぎっしり詰まっています。
起業の仕組みや株の意味、会社経営とは何かといったテーマがマンガで学べる本なのですが、一番注目してほしいのは、「金」とどう向き合うか、という人間の心が描かれているところです。「金はモノを言わない」と主人公が語るシーンがあるのですが、そのシーンの言葉と同じように、お金というのは結局そのお金を使う人間の精神性が大事になってきます。
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